Cumpleanos(誕生日)。
昨日に引き続きお誕生日の話題。アルゼンチンでは女性が15歳になったら盛大に祝うという話をしたがその続きを少し。女の子が15歳、男の子は18歳になったら今までとはチョット違って大々的にお祝いをする風習がある。ただ男の子の場合ほとんどやらないそうだし、女の子の場合でも全部の人がするわけではない。日本では20歳が成人だがアルゼンチンでは21歳。少し早いこの時期まだまだ子どもだが“大人への仲間入り準備期間セレモニー”といったところだろうか。結婚式顔負けのフィエスタ(パーティー)で夜半から明け方まで続くそうで、歌あり、踊りありで、ケーキをつくり、記念品(さしずめ引き出物?)もありでまさに結婚式そのもの・・・しかも結婚式以上にお金がかかるとか。招待する友人はクラス全員(年齢的にまだ学生!)、それぞれに恋人(年齢的にお年頃!)がついてくるので概算で倍!知人、親戚、その他諸々そう考えると規模の大きさも見当がつきそう。とてもお金がかかることなので近年ではそれをする家庭も特に少なくなってきているそうだが、それでも15歳は特別な節目、親の想いがいっぱいつまった『時』のようだ。
これだけの一大イベントがあるアルゼンチンだが、未成年の制限はなかなか厳しくなにをするにも許可がいるという。たとえば結婚するにも21歳までは親の許可がなくてはできない(これは日本の場合20歳だけど条件は同じ)。それと何より国外へ旅行へ行く時が大変みたい。未成年の子は両親が一緒でないとダメなそうで一人ででも、片方の親が一緒でも、許可証(autorizacion)が必要で、それがなければ国外へでることが出来ないとのこと。パスポートさえあれば良い日本とは全然違う。それにアルゼンチンでは諸々の手続きにもいい加減時間がかかるので、その許可証、用意するだけでも大変なのではないだろうかと想像するに余りある・・・。
まぁ、何はともあれ文化や習慣が違っても、子どもに対する親の思いはどこの国でも同じ。誕生日は子どもの成長を喜び祝う日だけど、一説にはこの世に送り出してくれた母親への感謝の日とも言う。“親の心子知らず”で、わがまま反抗している娘達も、そのうち私に感謝してくれる日がくるのかな~?(期待はしてないけど(笑))。まぁ、“子を持って知る親の心”とも言うので、母親にならないと、わからないかもな~私みたいに(苦笑)。
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