変わらないもの。
今日は暦の上では『啓蟄』。虫たちも土の中から這い出してくるという日。昔から外は雪景色ながらも不思議と部屋の片隅で小さな虫を見かけたものだ。
ところが今年は未曾有の大雪で市では『大雪災害対策本部』なるものが設立され、観測史上の記録を雪が降るたびに更新している。青森市では178cm、弘前市でも150cmを超える積雪となってしまった。少しでも天気が良い日には屋根に上りスコップで雪を下ろす光景はあちらこちらで見かけられる。各地で事故も多発していて、屋根から落ちただの、落雪に生き埋めになっただのといったニュースも良く聞く。大雪に関しては北海道との比ではないが、それでも札幌なんかは除雪に関しては徹底しているので雪に対してのイライラも少ないように思う。弘前では大雪に慣れていないのか、除排雪に慣れていないのか、幹線道路にしても脇道にしても市の予算がもう底をついたためかホッタラカシで市民はもうウンザリといった感じ。
それでももう3月、行事は春の様を呈してくる。昨日は娘の通う高校の卒業証書授与式で校舎の中には桜の木が花を咲かせていた。自分の時以来、久しぶりの高校の卒業式に列席し、昔と何も変わらない式次第にどこかタイムスリップしたような気持ちにさせられた。国歌を歌い、卒業証書授与が終わると、式辞、祝辞、送辞、答辞と続く。式歌は『蛍の光』の合唱(仰げば尊しもいいが)でしんみりとして涙するものもいた。最後には全員で校歌を歌って修礼。
世の中がめまぐるしく変化していく中で、このように“変わらない”ものがあることに気がつき、感動するとともにどこかうれしかった。
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