Che~~~!
昨年秋、公開された『モーターサイクルダイアリーズ』。
弘前では公開されず、たまたま東京に行っていた私は、恵比寿ガーデンシネマに見に行った。
チェ・ゲバラの青春!って感じの内容と南米大陸の広大さに大満足して帰ってきた。
この度DVDになり、残念ながら見そびれていた知人は待ってましたとばかりに購入!すかさずもう一度見たいと思っていた私もちゃっかり(買わずに)借りた。あの広大なスケールを大画面でなくテレビで見るにはちょっと迫力に欠けたけれど、もう一度見たかった“あのシーン”“このシーン”も、ゆっくり見ることが出来てうれしい。
そういえば帰国の際、ブエノスアイレス=サンパウロ間の飛行機で隣に乗り合わせた21歳の青年。彼はドイツ・ベルリンの学生でこれからマドリードへ行くと言っていた。私達は英語とスペイン語をmixしたなんとも奇妙なナンチャッテ・カンバセーションで2時間ばかりのフライトを楽しんだ。なんと片言ながらにも若者の頭の柔らかさのおかげかお互いの意思は通じ、さらに日本語、ドイツ語を教え合ったりもしたので、さらに面白さは倍増。2時間なんかあっという間にすぎてしまった。
その会話の中で、この『モーターサイクルダイアリーズ』が出てきたのだ。
彼が中米からアルゼンチンへ来てヨーロッパに帰るというので「チェ・ゲバラみたいだねぇ~!『モーターサイクルダイアリーズ』を見た?」と聞くと、「もちろん!」といいながら、いきなり中南米大陸の地図を書き出した。「僕は(チェ・ゲバラが冒険したように)最初、メキシコなどの中米に行き、カリブから南米に入り、バスや、飛行機などを乗り継いでペルー、チリ、アルゼンチンと周って来た。これから、マドリードへ行き、フランス、スイスの友達のところを訪ねて家に帰るんだ~!」と言って、自分をチェと重ねていた。
本当に楽しそうに話す彼の話を聞いていて、男の子と言うこともあるかもしれないけど、“学生”という良い時期にそういう経験をしてきたという事に私はとてもうらやましかった。あと20年若かったら・・・そして同じような時代環境にあったなら・・・好奇心の強い私は、同じ事してたかもしれないなとフッと思った。
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