忙しかった夏、楽しかった夏。
8月も後半になると、北国では大抵は涼しくなるものの、今年はまだ暑さがつづいているようだ。それでもこれから先は、一雨ごとに涼しさも増してくるのだろうけど・・・。日中はセミが鳴いていても、朝夕には秋の虫の声。子供たちの夏休みも終わり、またいつもの日々に戻りつつある今日この頃である。
時間の使い方が下手になったのか、今年の夏は、なんか忙しかった。以前は午前・午後・夜と、用事を入れても難なくこなしてたのに、それがなかなか出来なくなってきたのは、やはり年のせいなのでしょう~ね。
7月に入ってすぐテニスの試合、中旬には京都へ旅行、帰ってすぐ函館へ家族旅行、それが終わるとキャンプ、8月にはねぷた祭り、バイト、お盆、またまたキャンプ、ソフトボール大会。。。
例年、これくらいの夏の行事はこなしてたはずなんだけど、やっぱ、年を感じる。
それでも忙しい中にも充実した日々で、特に今年は長い間行きたいと思っていた京都の「祇園祭り」にも行けた事は最大のイベントだった。祇園祭りの時期が夏休み前なので、子供が小さい時は学校があって、行けなかったんだけど、私が年を取るということは子供も大きくなるということで、まんざら年月が経つ事が悪いことばかりじゃぁ~なかったということかな~。
ちょうど、祇園祭りの時期は京都でも一年で一番暑い頃なんだけど、今年は雨になった事もあり、いくらか涼しく過ごしやすかった。父の墓参りも早々にすませ、宵々々々山から、山車も見る事が出来た。今回の京都行きは他にも素敵な出会いがあった。関西出身のTannyさんと合流して祇園祭りに行くことになってたんだけど、ちょうどその頃、日本ツアーで来日していたアルゼンチン音響派のアレハンドロ・フラノフさんも一緒に京都へ。
三人で1泊2日の珍道中(?)が始まった。スペイン語しか話せないアレさんとスペイン語はナンチャッテの私との間に挟まって、Tannyさん大奮闘(笑)!いやぁ~それにしても、歩いた歩いた2日間であった。
ある時は“民族楽器を買いたい”と新京極、寺町通りを散策。途中、日本語で「天真爛漫」と背中に書いてあるTシャツがあり、「これはどういう意味の言葉が書いてあるのか?」との彼の問いに「ANGEL!(アンヘル;天使)」とTannyさん。「絶妙な訳だ!」と感心する私。天使の異名を持つ彼は喜んでGETした。どこに行っても音楽が付いてまわる“天使さん”である。お蕎麦屋さんに入った時、薬味の壷がいくつかあるのを見つけると、その蓋を両手に持ってリズムをとりだし、即興が始まる。食事に入ったお店に何か音が鳴るものがあるのを見つけると、すぐ即興。根っからの“音”好きを目の前で見る事が出来たひと時である。。。目的の民族楽器屋さんを見つけると、小さな小さなおもちゃのアコーディオンを持って、これまたかなり上手に演奏するので、「さすがプロだ!」と大はしゃぎ。もちろんお祭りの祇園囃子も興味津々で、楽しい時間が流れていった。
八坂神社に行った際、小さな舞台で雅楽を演奏していた。「なんて唄ってるのか?」と聞くアレさんだけど、日本人の私たちにもわかるはずもなく「さぁ~???」と首を傾げるだけ。なんかすごく興味があるみたいで暑い中しばらく聴き入ってた彼。。。翌日の朝入った喫茶店ではひょんなことから彼の口ずさむホーミー(モンゴル音楽?)を聞く機会もあり、なんか本当に“IN 京都 with ミュージック!”って感じの2日間だった。
次の日はTannyさんのご主人も合流して京都市内観光。金閣寺、龍安寺、太秦の東映映画村などなど・・・。道中、夫妻が観光説明。三人でスペイン語を話してるのを必至に聞き入る私はスペイン語のプライベート・レッスンさながらで、“絶対に上達した!”と、自負してます!THANKS!
そうそう、映画村の「遠山の金さんのお白州」で、金さんになったアレさんです!
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