自然遺産がメインストリートに
ブエノスアイレスのセントロを走る、世界一幅の広い道「7月9日大通り」。その大通りとコリエンテス大通りとの交差点にそびえるモニュメント「オベリスコ」の前に、今週から巨大なアートスクリーンが登場した。今までにも、バリローチェや、サルタ、パタゴニアなど、観光地を紹介する巨大アートが四季折々に登場してたとの事だが、昨今のアルゼンチン、カナリ観光に力を入れているといえよう。
今回はサン・ファン州の世界遺産「月の谷」。
サン・ファン州はブエノスアイレスから空路で約1時間半の地点。この大画面の風景は月面のような景色が広がるイシワラスト自然公園(月の谷)である。風化によって出来た奇妙な形の岩々、自然が造った奇岩が立ち並ぶまさに不思議な空間である。
このイシワラストと州をまたいで隣り合わせに位置しているタランパージャ国立公園は、ユネスコの世界自然遺産に登録され、恐竜の化石が発掘されることでも有名な場所である。またその月の谷では丸い巨石がコロコロ無数にころがっていて、それらは「恐竜の卵」とも言われているそうだ。
川に流れる石は長い年月をかけて削り取られ角が取れて丸くなっていくが、ここは雨が降らず年間を通して非常に乾燥している地域。この丸い巨石は土が固まったものだそうで言うなればドロ団子の巨大版かな。
このスクリーン、風の抵抗を受けないように網目の布地になってる。
現在セマナサンタ(日本で言うところのゴールデンウィーク)で祝日続きのアルゼンチン。街中はミニ・バケーションに出ていて人通りこそ少ないものの、この前で立ち止まり写真を撮る人も多くいるそうだ。
それにしてもいつもながらにやる事がでかいアルゼンチンである。
参考サイト(イシワラスト)
http://www.ischigualasto.org/ischigualasto/nuevoischi/ischigualasto/flash/
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