ウマワカ~アルゼンチン~
BShi放送の『世界ふれあい旅歩き』という番組、先日はウルグアイが紹介されてたけど、今回の3月25日放送分にはアルゼンチンの北部「ウマワカ」が登場。
“南米のグランドキャニオン”といわれるほど荒涼とした山々は世界の自然遺産。
土壌に含まれる鉱物の違いにより、七色にも見えるその山肌は大きなキャンパスの様でもある。
番組では、そういった自然とその中にある村や町に住む人々の暮らしぶりを「北の国から」の蛍役の中島朋子さんがナビゲーターになってのんびりした街の雰囲気を上手に語られていた。
4年前の同じ時期に同じ場所を訪れたわたしは、その変わらぬ風景にとても懐かしいものを感じ、かつて旅に出たときにタイムスリップしたようなそんな心地がした45分間だった。
このあたりの家々では自家製の日干し煉瓦で家が造られていて、番組内でもそのレンガの塀が映し出されていた。
細い通り、手造りのレンガの塀、辺りところどころにあるサボテン、中でも乾したサボテンの幹で作った部屋の天井や、ランプシェードなどが、今でも思い出される光景。
街の中心には高台に建てられた独立記念碑(Monumento a la Independencia)がある。
ここから街を見下ろすと広々とした空間を一望できる。
この一番上にいるモニュメントを「ピルティ・ポコと大地の神」と紹介していた。
言葉はアルゼンチン特有の抑揚のあるスペイン語だけど、首都ブエノスアイレスとはまた違ったはっきりとした発音で、丁寧にゆっくりと語りかけるようなところは田舎町の風土にも合ってるような感じがした。
4年前、この町の中にあるとあるレストランに入った時、フォルクローレの演奏を聞く事が出来た。
ヨーロッパからの旅行者らしい一行もいて、北部の食事を楽しみながら、耳を傾け・・・。
『El Condor Pasa(コンドルは飛んでいく)』は馴染みも深い。
観光名所を要所要所見て回ってた私とは違い、番組の中の「ウマワカ」は、街の中を散歩するように歩いているのでまた違った北部の空気を感じることが出来たような気がする。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント