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幸せを運ぶ白い犬

この間、ビデオやさんに行ったら見つけたアルゼンチンのほのぼのロードムービー。
昨年だったか、アルゼンチンファンの間では話題に上った映画で、一部の映画館でしか上映されなかった(もちろん弘前では上映されず…)映画「Bombon-El perro」(和題;ボンボン)。
Bombon_2

内容的にはこれといって盛り上がりがあるわけでもなく、どちらかというと淡々と進んでいく感じなんだけど、あとからじわ~っとくる映画。そのなかにも人と人とのやり取りや背景になんともアルゼンチンらしさを感じて笑みがこぼれる。
どこにでもいそうな平凡なおじさんが、ある犬との出会いによって人生を変えていくサクセスストーリーというよりはわらしべ長者なお話。。。 主な舞台がパタゴニアで、どこまでも続きそうな道や、その壮大な風景がまたいい。

おじさん、長年働いてた郊外の寂れたガソリンスタンドが閉店のため失業。
手彫りのナイフを売りに歩くが言葉が巧みなわけでもなく商売も下手。
無口で茫洋としたさえない主人公で、娘の家へ居候してるものの、そこでも居場所がない。
そんなある日、道端で車が故障して困ってる女性と出会い、家まで送って修理をしたお礼にと一匹の犬をもらう。
その犬がドゴ・アルヘンティーノという血統書付の犬ボンボンで、そこからどんどん人生が動いていく。

このドゴ・アルヘンティーノという犬、真っ白な大きな犬なんだけど、まぁ不細工。
聞くところによると飼い主さえも噛み付くというダメ犬?らしいが、珍しくもあり。。。
そういえば、パタゴニアに行った時、飼いきれなくなった大型犬が放し飼いにされ、街中に放浪犬と化していっぱいいたけど(雑種というよりは一品物?)、犬が苦手な人にはチョット怖い街並みだわね。

犬といえば、ブエノスアイレス市内でもチョコチョコ見かけるワンちゃん軍団。
犬のお散歩のバイトがあって、一度に8匹やら10匹やらとにかくリードをいっぱい引っ張って散歩させてる人を見かける。
Perro1
Perro2


最後にはおじさん、この先の人生で一旗あげそうな終わり方をするんだけど、その表情がまた良い!
プロの俳優さんじゃなくて一般の人を起用したらしく、だからこそなのか、すごく素朴な感じが出てて味がある。

もう一つこの映画を見てて嬉しかったのは、特色のあるアルゼンチンのカステジャーノ(スペイン語)。
アルゼンチンならではの言い回しや、「s」を省略して話すところ、抑揚のあるリズムなど耳慣れてるので心地よく、懐かしく・・・。

アルゼンチンのロードムービーといえば、チェゲバラの「モーター・サイクル・ダイアリーズ」があるけど、こちらもまたもう一度見たくなった。

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