July 06, 2005

今日は何の日?『記念日の日』

『「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日』・・・ご存知、俵万智さんの「サラダ記念日」。この詩がもとになって、今日は『記念日の日』なのだそうだ。明日は七夕様だなぁ~とは思っていたけど、そして一年中、毎日何かの“日”だけど、『記念日の日』なんていうのがあるとは知らなかった。
ブエノスアイレスから西へ200kmほど行ったところにBARADERO(川の淵という意味)という場所がある。広大な土地があり、まさに大陸アルゼンチンを直に感じるそんなところ。それでも何もないと思いきやセントロは公園を中心に生活感あふれる郊外の町で、ブエノスアイレス市とはまた違った趣がある。意味を求めてバラデーロ川の畔まで行ってみた。一緒に行った友人は「水は魚にとっては住むところ、人にとっては飲むところ、虫にとっては邪魔なところ・・・・」なんて中国のことわざを並べてはウンチクたれてたけど、水はラプラタ川のように茶色で汚いものの、120年は暮らしたであろう大きなアカシアの木なんかも側にあって静かで良いところであった。
そこを訪れた時にチョットした記念碑があった。『7 de Junio Dia del PERIODISTA』とあって、今日から1ヶ月前だが、6月7日が『新聞記者の日』なのだと書いてある。へ~~日本でもそうだがここでも、いろんな日があるんだなぁ~と感じた瞬間であった。
今日がせっかく『記念の日』なので私も何かの記念の日にしようと考えてみる・・・・・。
『「ちょっとフランケン!?」とナースが言ったけど七月六日は抜糸記念日!?』
ハイ!おかげさまで縫ったところを抜糸してきましたぁ~!!!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

July 03, 2005

悪魔のウンチ !?

先日からの日記に書いているように、昨年暮れ、トラックに追突されてからというものこっち、ミソがついたように運に見放されている私。事故、体調不良の連続、ケガ・・・お祓いにでも行かなきゃと思っているところであるが、ブエノスに住む友人が「アルゼンチンではこのように何か悪い事が起こったら、『犬におしっこをかけられた』と言うのだ」と教えてくれた。そういう彼女も最近は連続してついてなくて、いとこに「 estas cagado por un dinosaurio (恐竜にウンチされた)」と言われたそうだ。それほど酷いという比喩なのだろうが、『恐竜のおしっこ』を通り越して『恐竜のウンチ』に格上げ(?)されたというわけである。
アルゼンチンではそれが最高レベルなのだらしいが、「私の不運はそれ以上だよ~」というと、彼女曰く「それ以上というと『悪魔のウンチ』かな???( estas cagado por diablo(悪魔にウンチされた))」と・・・。それはもうウィットに富んだお答えに、大笑いしてしまった。これはもう“ウン”がついていないのではなくて“ウン〇”に埋もれてしまったようで、何とか這い上がれるように不運も笑い飛ばして、お互いガンバローーーと、励ましあっている(!?)
今日はちょっとバッチィお話でスミマセン!“ウン”が付いて欲しいような、付いて欲しくないようなそんなお話。
早く『悪魔』から、せめて『セミ』くらいになって欲しいものだ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

June 21, 2005

夏至。

lavender
家の近くの幹線道路には約4kmほどの長さにまでわたってラベンダーの苗が植わっている。
このラベンダーは北海道の富良野にあるラベンダーと同じ種類のもので季節になると真っ青なベルト地帯が出来上がる。それらもそろそろ、つぼみが膨らみ、夏の訪れを告げている!!!

今日は夏至である。
一年のうちで昼間が一番長いとき。。。
夏はまだ来てないし、これからどんどん暑くなっていくのに、昼夜の折り返しはもう今日から。。。
今朝の天気予報で「弘前の日中の予想最高気温は28℃です。」と、東京と同じ気温を言ってたのだが、朝8時にしてすでに27℃にまでなり、あららら。。。と思っていると、結局32℃にも上がったようだ。確かに暑かったは暑かったが、湿度はそれほどでもなかったので、さほど辛くはなかった。。。そもそも私は暑いのは大好きなので、かえってうれしかったりもする。変わってアルゼンチンでは暦の上で今日から「冬」、まったく正反対に位置する国なのだと改めて感じるところである。聞くところによると、最近めっきり寒くなって、しっかり冬らしくなったというブエノスアイレス!さむ~~~いこの日にOPENとなった友人のラーメン屋さんはまさに絶妙なタイミングと言えよう。私はその場にいて「お客さん!あったか~いラーメンを食べていっぱいスタミナをつけてね!」と言いたい気分!でも、私は実際の体感温度が30℃なので、「あったか~~~いラーメン」でなく、「つめた~~~いソーメン」の方が食べたいかも・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

June 18, 2005

似合うもの。。。

asado
今日は気分もいいし、天気も温かだったので、帰国して2週間目にして恋しくなってきた日本版ASADOを食べる事にした。あいにく肉は豚肉だが骨付き肉を買ってきて、主人は炭をおこしチョリソ(荒挽きソーセージ)と共にじっくりと焼いた。私はこちらもアルゼンチン版サラダを!と、トマト、水菜、パルミットをレモン汁とオリーブオイルと塩で味付けし、塩ゆでしたアスパラを付け合せてSALSA GOLF(?)でいただくという念の入れようである。もう一つ大事なのが飲み物!ルイジ・ボスカのマルベックを用意してもう気分はアルヘンティーナである。
ところで話は変わるが、私はコーヒーでもお茶でも何でも取っ手が付いていて便利なのでコーヒーカップを使って飲む。ところが友人のおじさん「俺はお茶は湯飲みで飲まないと飲んだ気がしない」とかたくなに言う。まぁ、確かに、スパゲッティーを箸で食べるようなもの?刺身をフォークで食べるようなもの?そんなミスマッチを言ってるのだろうが・・・。してみると、本日の日本版アサード!完璧なまでのサラダとワインまでは良かったものの、“おにぎり”と“お箸”の登場は少々詰めがあまかったか!!!・・・。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

June 16, 2005

Che~~~!

che
昨年秋、公開された『モーターサイクルダイアリーズ』。
弘前では公開されず、たまたま東京に行っていた私は、恵比寿ガーデンシネマに見に行った。
チェ・ゲバラの青春!って感じの内容と南米大陸の広大さに大満足して帰ってきた。
この度DVDになり、残念ながら見そびれていた知人は待ってましたとばかりに購入!すかさずもう一度見たいと思っていた私もちゃっかり(買わずに)借りた。あの広大なスケールを大画面でなくテレビで見るにはちょっと迫力に欠けたけれど、もう一度見たかった“あのシーン”“このシーン”も、ゆっくり見ることが出来てうれしい。
そういえば帰国の際、ブエノスアイレス=サンパウロ間の飛行機で隣に乗り合わせた21歳の青年。彼はドイツ・ベルリンの学生でこれからマドリードへ行くと言っていた。私達は英語とスペイン語をmixしたなんとも奇妙なナンチャッテ・カンバセーションで2時間ばかりのフライトを楽しんだ。なんと片言ながらにも若者の頭の柔らかさのおかげかお互いの意思は通じ、さらに日本語、ドイツ語を教え合ったりもしたので、さらに面白さは倍増。2時間なんかあっという間にすぎてしまった。
その会話の中で、この『モーターサイクルダイアリーズ』が出てきたのだ。
彼が中米からアルゼンチンへ来てヨーロッパに帰るというので「チェ・ゲバラみたいだねぇ~!『モーターサイクルダイアリーズ』を見た?」と聞くと、「もちろん!」といいながら、いきなり中南米大陸の地図を書き出した。「僕は(チェ・ゲバラが冒険したように)最初、メキシコなどの中米に行き、カリブから南米に入り、バスや、飛行機などを乗り継いでペルー、チリ、アルゼンチンと周って来た。これから、マドリードへ行き、フランス、スイスの友達のところを訪ねて家に帰るんだ~!」と言って、自分をチェと重ねていた。
本当に楽しそうに話す彼の話を聞いていて、男の子と言うこともあるかもしれないけど、“学生”という良い時期にそういう経験をしてきたという事に私はとてもうらやましかった。あと20年若かったら・・・そして同じような時代環境にあったなら・・・好奇心の強い私は、同じ事してたかもしれないなとフッと思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

June 13, 2005

レストラン【風来坊】

furaibo
今回のアルゼンチン行きの第一の目的はこの【風来坊】であった。
友達のGustavoのずっと前からの夢であるこのレストランがいよいよOPENするということで、手伝うためにチケットを取った。あいにく、滞在中準備が万全整わず、ウェートレスとしては活躍できなかったが、ちょ~~~っとだけ、手伝ってきた。この先訪れた方!墨で書いたメニューの下手~な字が私の置き土産です(笑)。
OPENはできなかったものの、滞在中はほとんど毎日このレストランにいった。なんと行っても場所がいい!五月広場より1ブロック歩いたところだから、行動の中心になるのも当たりといえば当たり前!
店内も完全ではないとはいえ、99%は完成状態。写真(HP参照)でもわかるように【和】を感じる暖かい雰囲気のお店である。本当は活気に満ちた店内で注文を取り運び、走り回ってきたかった・・・・・。
もう一つ、ちょうど訪亜中に私のOO回目の誕生日があったので、このレストランでFIESTAをしてくれた。
はじめての、アルゼンチン風バースディーパーティー(Fiesta de Cumpleanos)。
リクエストにこたえてくれて、大好きなASADO!他に何人もお友達を呼んで、賑やかな一夜となった。
叶わぬ夢、叶った夢、いろいろな想い出を残してきたレストランである。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

May 10, 2005

フォルクローレ。

fork
今年のさくら祭りもとうとう終わってしまった。期間中天気にも恵まれ、最高のお花見日和となった。次はりんごの花が咲く季節になる。さくら祭りの時に大道芸人と言えば良いのか、南米の民族音楽フォルクローレを奏でる一行がいた。ペルーやボリビアの日系3世の人達5人組らしい。私も大好きな『コンドルが飛んでいる』はあまりにも有名で朝から夕方まで何回も何回も弾いていた。まわりには人だかりができ、ここにもフォルクローレが好きな人が、こんなに居るんだなぁ~と思ってしまうほどであった!
HPを書き始めて1年余り、二回の訪亜の旅行記もついに書き終えた。忘れないうちに!忘れないうちに!と思い出しながら書いていると二回とは言わず何回も行ってきたような錯覚にさえ陥っちゃう。そして、くだんのフォルクローレに聞き入っていた私は懐かしく、またまたアルゼンチンに行きたくなっちゃった。。。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

May 02, 2005

桜も人も車も満開。

sakura
連日、好天気が続き、場内(城内?)の桜も満開状態。
弘前市のHPにライブカメラのページもあるのでパソコンでもその様子が見ることが出来る。
特に市役所からのカメラ(追手門)は人も車通りも満開(笑)状態!
http://www.city.hirosaki.aomori.jp/live/index.html(弘前市HP/ライブカメラ)

写真は携帯電話で撮ったものだが、何時もながらのソメイヨシノの美しさには気持ちも癒される。
およそ50種類2600本ある弘前公園の桜は今年の大雪のため何本か折れたと聞いたが例年通りモッコリと花をつけ相変わらず見ごたえは満点だ。
またりんごの剪定技術を生かして剪定されているとされる桜は、樹の姿も美しいと日本各地から訪れる観光客は口を揃えて言っていた。
日中、または夕方写真を撮ると撮りたいアングルが“逆光”になったり、“桜”より“人”を撮る羽目になるので、実質満開の今日は朝早く行って【今月の一枚】(HP)を撮ってこようかなぁ~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

April 30, 2005

サクラ到着。

ume
この頃は、雨が降ると大陸(中国の方)から黄砂も一緒に降り、家も車も自転車もまるで火山が噴火した時のように(昔、北海道に住んでいた時、有珠山が噴火し、札幌の街中では雨に混じってたくさんの灰が降ってきて、傘があっという間に真っ白になったのを思い出す)一夜ににして真っ白になる。
黄砂が来ると「あぁ、そんな季節になったんだなぁ~」とこんなことでも春の訪れを感じる。
弘前もやっと4月28日に桜の開花宣言がされた。東京よりほぼ1ヶ月あとになる。桜はまだまだ咲き初めだが、連休中の好天気で一気に咲き乱れることだろう。今年の桜は見頃がゴールデンウィークと重なり大変な人出で公園の周りでは車も渋滞気味。桜はこれからだが、今植物園では梅が満開!上に上に向かう幹が力強く、花は咲き誇り、植物園の中の梅林ではたくさんの花を付けた梅の木が見られる。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

April 11, 2005

キルメス遺跡。

quilmes
久しぶりに旅行記の更新をした。
北部方面へ行った時の想い出もやっと完了した。
のんびりと見て廻れた一週間。記憶を手繰りながら、いろんな思いを思い出し、一日一日が充実していたと、書きながらあらためて感じた。今回書いた『キルメス遺跡』は丘の斜面に延々と広がる遺跡で、一番上まで歩いて行くにはかなりの距離と傾斜があるので結構大変だった記憶がある。
キルメスといえばビールくらいしか思い出さなかった私だが、その名はブエノスアイレス州にもあった。大昔ここから原住民がキルメス地区まで連れて行かれたということで、その地に名前が付いた由来の地がこのトゥクマンの“キルメス”だそうだ。
真夏の夜、静寂の中、プールサイドでビーチチェアに寝そべりながら、満天の星空を見てきた。
まわりには月あかり以外の光源が何もない。今にも降ってきそうなほどの星の中、なんとか南十字星を見つけたいとがんばったが、あまり等級の高くないそれは月あかりに隠れ、とうとう探し出すことは出来なかった。それが少し残念だったが、流れ星が流れまさに『星降る夜』となり満足!本当に良いところだった。。。また行きたい。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

April 08, 2005

渡り鳥。

夜7時、近くのスーパーにみんなで買い物に出かけようと外に出たら、コーコーコーと何かの鳴き声が・・・。
ふと上を見上げると、白鳥の大群が雁行に飛んでいる。
もうあたりは真っ暗になっていたにもかかわらず、月明かりに反射してか、白鳥の白さはクッキリと浮き上がって見えた。
思わず「わーーー」と声を出してしまうほどの光景だった。
HPの HIROSAKI に載せた「今月の一枚」、先日“平川”で撮った写真に写っていた白鳥たちだろうか・・・。
そろそろここも暖かくなってきたのでシベリアへ戻って行ったのだろうか。
こんな真っ暗な夜中に飛んで行って、白鳥は“鳥目”じゃないのか?なんて言ってるのは家の主人である。
渡り鳥の多くは、天敵に襲われる危険を避けるため夜に「渡り」をするそうだ。
鳥たちの天敵にとってさえ、見つけるのが難しい「夜の渡り」の姿を偶然にも見送った私たちは、超ラッキーだったのかも!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

April 04, 2005

長距離バス。

東京には長距離バスで行った。
夜22時発で一晩寝ると朝7時には東京に着く。通常のバスと違って座席も3列全部で30席ほどのイスがある。リクライニングもフットレストもあってスリッパ毛布付き、全体的にゆったりとした感じである。飛行機のエコノミーで何十時間も座っていることを考えるとかなり快適な空間といえよう。とはいえ閉鎖した空間なのでトラブルもあるらしい。リクライニングを全開に倒すと後ろの人はかなり狭くなり苦情がくる。イヤホンで音楽を聞いていてもシ~ンと静まり返った夜中では漏れ聞こえて気になる人もいるだろう。たった一晩でお互い様なのだから大概のことは我慢して気分良く旅行したいものだと思う。そんな風に思っていると後ろの方でなにやらもめている。「チョット静かにしてください!」との言葉に「あなたの方がうるさいのよ!私はずっと起きてたのよ!自分の事はわからないでしょ!」・・・ぶつぶうぶつ・・・。聞いているほうが嫌になる。
アルゼンチンにも長距離バスがあるそうだ。ミシオネス州やバリローチェへなどへのバスなのでもっともっと時間はかかるが、こちらは寝台車のチョット高いクラスの席になると、180度のリクライニングでほとんどベッド状態、しかも夕食(ワイン付き)、朝食付きで夜中にはシャンパンも出るとか・・・。飛行機よりも格安な上、一晩寝ての移動なので宿代、食事代の節約にもなる。まぁ、疲れはするだろうけど一度試してみたい長距離バス旅行である。だけど日本のそれとは比べ物にならないくらい快適だろうがやはり閉鎖空間、揉め事トラブルはあるのかな???

| | コメント (0) | トラックバック (1)

April 03, 2005

サクラ咲く。花粉舞う。

sakura
東京へ行ってきた。着いた日がサクラの開花の日だった。運が良い。
弘前を出るときは吹雪の中の上京で、同じ日本の中なのに、こんなにも気候が違うのかと驚いてしまう。
わたしが参加している某交流会のお花見が2日にあったので参加してきた。場所は荒川遊園。
滞在場所が江戸川区だったので、東京メトロの東西線を大江戸線に乗り換え、さらに南北線に乗り換え、都電荒川線で目的地荒川遊園に向かった。今までに東京へは何回かしか来てないので、この東京メトロを乗りこなせたことに大満足な私だが、なんと現地に着くまでにおよそ1時間半も有したことにあらためて東京都心の広さに気づかされる。弘前では吹雪きでもここではもう春。シダレサクラがきれいに咲いていた。他の桜の花はまだまだ蕾だったが、じきに咲き乱れるのだろう~。道端には黄色い菜の花も咲いていたし春真っ盛りであった。そういえばこれも春の風物詩なのか、道行く人の大半がマスクをしていたのにもビックリした。花粉症の人がこれほど多く居るのかと驚いた。歩きながらマスクをとってはタバコを吸ってる人も居て、より一層大変そうだった(いやぁ~そうまでしてタバコを吸わなきゃならんのかぁ~と突っ込みを入れたくなったが・・・ハハハ)。弘前の開花は予想では4月の末だそうで、春の訪れも、もう少しのようである。ということは花粉の訪れもそろそろなのだろうなぁ~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

March 29, 2005

『?Bailamos?』

dvd
『shall we ダンス?』という映画がアメリカでリメイクされ4月の末に日本でも公開される。
役所広司の役はリチャード・ギア 、草刈民代の役はジェニファー・ロペス 、他にも日本版の『shall we ダンス?』に出て来る俳優さん女優さんに相対するアクター・アクトレスがでている。
リチャード・ギアはかつて『愛と青春の旅立ち』という映画に出ていたときから大好きだし、ユルブリンナーの『王様と私』の主題歌である「Shall We Dance?」も大好き!というわけで日本版の『shall we ダンス?』は何回も見た。
この映画、アルゼンチンでは既に公開されDVDにもなっている。ハリー・ポッターでもラストサムライでもロード・オブ・ザ・リングでもそうだったが、映画は日本より1年から半年前には封切られる。というわけでこの度あちらでは既にDVDになったこのリメイク版を友人が送ってきてくれた。あいにく日本語の吹き替え版はないがストーリーもほとんど変わらないので言葉が良くわからなくても十分楽しめる。ダンスは切れもスピード感もより一層あって情熱的に感じるのは不思議!ラストで夫婦が仲直りするところではキスシーンも最高の演出で先刻の『愛と青春の旅立ち』がオーバーラップする部分もあって「キャーー!!リチャード!カッコイイイイイ!!!」と感動のあまり涙ぐんでしまった。
これは日本での公開が今から楽しみである。是非大画面で見なくては!
ちなみにスペイン語版の題名は『?Bailamos?』

| | コメント (0) | トラックバック (0)

March 21, 2005

ラーメン屋さん。

3月も半ばになると、娘二人分の卒業式に向けての殺人的なスケジュールもピークを過ぎ、お彼岸の三連休は寝正月ならず寝連休だった。毎日ドリンク剤とプロポリスを飲んでいても、一日寝たら次の日には回復できるような年ではないのだと改めて痛感する。この先、進学準備も待ち構えているが、まぁとりあえず三日も寝てりゃ~さすがのオバサンも少しは復活する!と言うわけで、心も体もホッと一息ついた所で市内にある美味しいと評判のラーメン屋さんに主人と二人でデートしてきた。大塚愛の『黒毛和牛上塩タン焼680円』じゃぁないが『ねぎミソラーメン漬け物ライス付き650円』でモヤシ・にんにくた~~~っぷり太麺のとんこつ醤油味を食してきたというわけ!札幌育ちの私にはかなり懐かしい代物で噂どおり激ウマだった。通常太ると思って残してしまうスープも飲んでしまうほど。ただし、ニンニク臭さはかなりのものなので、このあと誰とも会わない方が無難。(実はお互いに迷惑にならないために夫婦二人で食べに行ったのであった!)
さて、ラーメンと言えば、ブエノスアイレスに住んでいる友人が、かれこれ2年くらい前から計画中のラーメン屋さんをこのほどようやく開店する事になった。彼は日本に長く住んでいたのでその間ラーメン屋さんで修行し、その味をアルゼンチンで再現するとのこと。ここのラーメンは博多の長浜ラーメン(とんこつ醤油味)でこちらは細麺。そのほか本場アルゼンチンの牛肉を使った牛カツ定食など日本食中心のレストランになるそうだ(HPに紹介しました)。
開店は準備が出来次第OPENするとのことだが4月15日には確実とのこと(アルゼンチンらしい言い回しである)。初めのうちは12時からのランチタイムに営業するということなのでブエノスアイレス在住の皆さん、是非ご賞味ください!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

March 11, 2005

マテ茶@HP。

matecha
先日、「今まで、マテ茶を上手く入れて飲めた例(ためし)がない!」と日記に書いたのを受けて、Bs.As.からメールが届いた。私の場合は飲むと火傷したり、ぬる~~いマテ茶になっちゃったりと本当に湯加減が上手くいかず、わからなくて諦めていた。そこへ知人が“美味しいマテ茶の入れ方”を書いて送ってきてくれたというわけである。とてもわかりやすく書かれている上に、湯加減がどうしても上手くいかないときの“裏ワザ”まで書いてきてくれたので、HPに紹介させてもらう事にした。彼女はアルゼンチン・ミシオネス州、マテ茶の本場の出身で“マテ茶”についてはトコトンこだわりがあるのだと思うのだが、初心者にはまずこんなところから・・・ってな感じで教えてくれた。うちにあるマテ壺は全体に小さく、たぶん使う前の処理も上手く出来ていないので、どこかに代わりになるようなカップはないかなと探していたら、百均で口の広いちょうど良い感じの形も大きさも手ごろなものを発見!さっそく教えてもらったとおりに入れてみた。やはり最初から上手くはいかないけど、それでも香りや味は懐かしい出来上がりになって、「あああ、、こんな感じだったなぁ~」って思えるほどのマテ茶をいれることが出来た。やはりこれは、お湯加減も注ぎ方も『百聞は一見にしかず』なのだと思うが、入れ方をアタマでわかってさえすれば何回も何回も入れていくうちに慣れていって上手に入れられるようになるのかもしれない!と、うなずく事にした!(希望的観測に基づく自己満足)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

March 05, 2005

変わらないもの。

sotugyousiki
今日は暦の上では『啓蟄』。虫たちも土の中から這い出してくるという日。昔から外は雪景色ながらも不思議と部屋の片隅で小さな虫を見かけたものだ。
ところが今年は未曾有の大雪で市では『大雪災害対策本部』なるものが設立され、観測史上の記録を雪が降るたびに更新している。青森市では178cm、弘前市でも150cmを超える積雪となってしまった。少しでも天気が良い日には屋根に上りスコップで雪を下ろす光景はあちらこちらで見かけられる。各地で事故も多発していて、屋根から落ちただの、落雪に生き埋めになっただのといったニュースも良く聞く。大雪に関しては北海道との比ではないが、それでも札幌なんかは除雪に関しては徹底しているので雪に対してのイライラも少ないように思う。弘前では大雪に慣れていないのか、除排雪に慣れていないのか、幹線道路にしても脇道にしても市の予算がもう底をついたためかホッタラカシで市民はもうウンザリといった感じ。
それでももう3月、行事は春の様を呈してくる。昨日は娘の通う高校の卒業証書授与式で校舎の中には桜の木が花を咲かせていた。自分の時以来、久しぶりの高校の卒業式に列席し、昔と何も変わらない式次第にどこかタイムスリップしたような気持ちにさせられた。国歌を歌い、卒業証書授与が終わると、式辞、祝辞、送辞、答辞と続く。式歌は『蛍の光』の合唱(仰げば尊しもいいが)でしんみりとして涙するものもいた。最後には全員で校歌を歌って修礼。
世の中がめまぐるしく変化していく中で、このように“変わらない”ものがあることに気がつき、感動するとともにどこかうれしかった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

March 04, 2005

アルゼンチン・タンゴ。

『アルゼンチンタンゴ』を見に行ってきた。昨年の暮れチケットをゲットし、かねてより楽しみにしていた。
『タンゴの新星!』と銘打ったこのショーはオーケストラ、歌手、ダンサー全員が若手のバリバリ!
オルケスタ・エル・アランケの演奏は軽快さというか良い意味での軽さがあり、加えて若さゆえ(?)のド迫力があった。また、演奏中にはアルゼンチン人のウィットに富んだ仕草も健在!バイオリンの人が作曲した曲も何曲か演奏されたがピアソラの影響を感じる一場面もあった。オープニングでは古典の『エル・チョクロ』。他にもメンバー作曲の曲なども多数演奏され才能の豊かさを感じさせられる。“新星”という言葉にふさわしい斬新なひと時であった。
男性歌手も女性歌手もそれは素晴らしい歌声で、中でも女性歌手が「水色のワルツ」を日本語で歌った時にはその上手さを実感し、澄んだ歌声に会場は拍手喝采の嵐。日本語はこの時ばかりでなくエル・アランケのメンバーが“カンペ”を見ながらも曲の説明などしてくれたので場は一気に盛り上がった。
ダンスにいたっては、感動そのもので(技術的なことは素人の私には何も言えないが)、スピード感、表現力はもう最高で、前から3列目の席に居ながら思わず乗り出して見入ってしまうほど・・・。2002年に訪亜した際に行った『エル・ビエホ・アルマセン』で踊ってたペアもいて、当時も引き付けられたが今回も同様、釘付けになってしまった。
ショーの構成はオーケストラの演奏、歌、ダンスが均等で、Bs.As.のタンゴショー(特にエル・ビエホ・アルマセン)を見ているようであった。終了後、良かった!良かった!と、ため息を何度もつくほどの満足感があったが、「これで美味しいお肉と赤ワインがあったら最高だったのになぁ~」とつい思ってしまった私である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

February 25, 2005

コーヒーとマテ茶。

mate
朝おきるとまず飲むのがコーヒー。日本茶や紅茶も良いが、やはり一等賞はコーヒー。昔、喫茶店でアルバイトをしていた頃などは、一日に7~8杯は飲んでいた。店ではサイフォン、家ではドリップ、面倒だとメーカー・・・それぞれ微妙に味が違うがどれも美味しい。ブエノスのカフェに入るとエスプレッソで、たっぷりと飲みたい私はいつもカフェ・ドブレ(通常の倍の量)を注文していた。この味が忘れられず帰国後エスプレッソのメーカーを買って飲んでみたが、豆も雰囲気も周りの匂いも違うので、やはり同じようには行かない。それにもう一つ付け加えるならば“時間の過ごし方”が違う様に思う。コーヒーを飲むときは「さあ!お茶でも飲もうか」と用事の合間の一服であったり、食事の後の一杯だったり、オシャベリしながらだったり、様々な場面はたぶん同じだけど、ブエノスではお茶を飲むときも、ご飯を食べる時も、そのひと時をみんなとても楽しんでいる。周りの空気を感じ、音に耳を傾け、不思議と時間がゆっくり流れているような感じがする。なぜだろう・・・?そういうところがまた大好きなわけだが、日本にいるとなぜかいつも時間を気にしてしまっているのだろう。そろそろOOしなきゃ・・・っていう具合に・・・。
ところでもう一つ、コーヒーに加えてお気に入りなのがマテ茶(最近ブームらしい)。私は紅茶のようにティーバッグになっていて、味も飲みやすくしてある『マテ・コシード』をいつも飲んでいる。いわゆる“お茶っぱ”のジェルバ・マテも買ってきたが(安いと一袋およそ1ペソ(約40円弱))、いまだ一度も上手く飲めたことがない。専用のマテ壺やボンビージャ(専用の金属製のストロー)もあるし、飲み方も教えてもらったし、ネットでも調べたのだが、エスタンシア(牧場)で回し飲みで飲ませてもらった時みたいに上手く飲めないのだ。口の中に葉っぱが入ってきたり、熱くて飲めなかったり、葉やお湯の加減がよくなかったりと、どうも塩梅がうまくいかない。ここは百聞は一見にしかずで目の前で一度誰かに最初から作ってもらわなきゃわからないみたい(まったく頭が悪い!)。なんと言ってもこのマテ茶、ガウチョ(牧童)たちが、毎日肉しか食べなくてもこれさえ飲んでいれば病気にならないというほどの栄養を持ち合わせた優れもの!昨今なかなか野菜を取れない私にとって(単に料理が下手なだけ)この飲む野菜は手離せない。次回訪亜の際(いつになるやら)には“本場マテ茶の飲み方”を伝授されてこなきゃ!!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

February 21, 2005

紳士考。Gentleman考。

アルゼンチンにいると自分がお姫さまか何かになったような気分にさせられる時がある。レディーファーストといえばいいか、女性の扱いが上手いといえばいいのか、男性は女性を大事にしてくれる(時にはその限りではないかもしれないけど・・・)。エレベーターに乗り込む時は「お先にどうぞ!」。車に乗るときは、ドアをあけてくれて閉めてくれる。フレド(アイスクリーム屋さん)やスタバのようなコーヒー店に入って、注文しようとカウンターに立っていると「注文をして席まで持っていくのは男の役目だよ」と席で待っていてくれと言う。スーパーに買い物に行ってもカートを押し、買い物した買い物袋を持つのは男性のようだ。
一昨年の暮れせっかくブエノスに来たのでということで、センスの良いボルテーニャ(ブエノスアイレスっ子の女の子)たちに付き合ってもらってショッピングモールで洋服を十数点買った。彼女たちは「esta si? esta no?」と次から次へと、フィッティングルームにいる私に洋服を持ってきては聞く。私は着せ替え人形のようにあっちを着たり、こっちを着たりしながら・・・・そしてその間、一緒に行ったボルテーニョ(ブエノスアイレスっ子の男の子)は店の外でひたすら待ってる。さらに、買い物を終え紙袋をたくさん手にしたわたしが店を出ると、彼らがそれらをぜ~~んぶ持ってくれると言う。「あんなに長い時間待たせた上に、こんなにたくさんの荷物(しかも私の)を持たせるなんて~」と言ったら、「これがアルゼンチンの男性の宿命なのだよ!」との返事。結果私は何も持たずボルテーニャたちと“カラ手”で次の店へ歩いていった。(後ろから荷物をいっぱい抱えた男の子達をしたがえて・・・)
また友人から聞いたエピソードをひとつ。ブエノスアイレス市内のサンタ・フェ大通り。そこは道幅も広いが歩道も広く、大手を振って歩けるような道だそうだ。ある時その“歩道”を歩いていると、向こう側から年配のご婦人が歩いてきた。お互いに行き交おうしたその時、友人は《彼女の右側を行こうか左側を行こうかと迷って建物側を通り過ぎた》そうだ。すれ違ったその瞬間オバアサンがなにかブツブツ言ったので、友人はぶつかったか何か失礼したのかと思って「何か失礼しましたか?」と振り返って聞いたところ、そのオバアサン「あんたは、女性の私に車道側を歩かせ、自分は男のくせに建物側を通っていった。」と言って怒ってるというのだ。もちろん歩道の上の“車道側と建物側”の話し。友人は「はっ?」とその言葉にあきれ返り、逆にすてゼリフを吐いたとか・・・(苦笑)。
それでも今のアルゼンチンではだんだんとその男性も女性も関係なくなってきたと聞く。
日本では逆の意味での男女共同参画とか男女雇用機会均等などの言葉があるが、たまにはこういう風にお姫さま扱いされるのも気持ちが良いものなんだけどなぁ~などと密かに思ったりしている(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

February 15, 2005

日本料理店 en Bs.As.

前回の日記にも書いたように、アルゼンチンでは3週間ひたすら肉ばかりを食べ続けた私だがパスタとかパンとかは食べたいと思ったもののいっこうに日本食は欲しいと思わず(多分それはもうすぐ帰国したらいくらでも食べられるという潜在意識のせいだと思うが・・・)とうとうブエノスアイレス市内にある日本料理店には一度も行ったことがない。一度だけ行ってみたいなぁ~なんて思って訪ねたのだが時期が時期のため(年始)バケーションで休業中だった。でもそうなるとどんなものなのか気になってしまうのが私で、異国にある日本料理店に是非行ってみたくなっちゃう。
というわけで、友人とは日本食のお店、日本料理店の話になり、独断と偏見でかつ巷の評判をふまえてブエノスアイレスにいくつかある日本料理店ベストスリーを教えてもらった。
その結果、第一位は「YU-KI」、第二位「ICHISOU」、第三位「NIHONBASHI」、おまけ「SUKIYAKI」だそうだ。
誰に聞いても第一位は第一位でとても美味しいそうである。次回にはやはり異国での日本料理店も是非行ってみたい。
ところである時に友人が某日本料理店に入ったときのエピソード・・・。カウンターで(目の前で)刺身を切っているとき途中で料理人がいきなり包丁を研ぎだしたという。そこまではまだ良いのだが、肉屋さんが肉切り包丁を大きな研ぎ棒をもう片手にもって研ぐようにシャ~シャ~とやりだしたというのだ・・・。これには友人も目が点!“オイオイ今切ってるのは刺身だよ!”と突っ込みたくなったそうだ。また訪亜の際入ったテネドール・リブレ(食べ放題)でのこと。「おや!お寿司があるではないか!」世界的に日本食がヘルシーでブームなのか外人さんが頑張ってお寿司を握っていた。ところが見ていると、米粒が手について欲しくないのか水をいっぱいつけて、見るからに水っぽい“にぎり寿司”。しかも何回も握りこむので生暖かそう・・・。「やっぱアルゼンチンはお肉だよね~」となにげに遠慮した。料理でも文化でもその国の物はその国がやはり一番で、アサード、チョリッソを食べるならなんといってもアルゼンチン!寿司を食べるならなんといっても日本で!と思うけど、異国でそのまた異国のものを食べられるという事はとてもうれしいことである(本場にはかなわないものの日本でアサードやシュラスコを食べられるとか、アルゼンチンで日本料理を食べられるということは、ありがたい)。日本舞踊を外人が、サンバを日本人が踊ってもやはり限界はあるだろうが異文化を知り少しでも近づく事、近づこうとする事は素晴らしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

February 14, 2005

世界の中心で、愛をさけぶ。

アルゼンチンはスペイン語圏、日常生活で日本語が飛び交うことは滅多にない。わたしがアルゼンチンへ遊びに行った際もホームシックになったり、日本料理が恋しくなったりはしなかったが、不思議な事に“日本語を話したくなる症候群”に陥ってしまった。そういうのとは少し違うかもしれないけど、ブエノスアイレス在住の友人に「日本(語)の映画やドラマ等を録画して送って欲しい。できれば感動するもの、涙するもの・・・」と頼まれていたので、2・3年ほど前から何度となく面白そうなもの、今流行りなもの、感動するものなどを録画しては送っている。昨年、日本中で小説だけでなく、映画やテレビ、主題歌までも話題になった『世界の中心で、愛をさけぶ』。この話題作は暮れには“セカチュー”が流行語大賞にも選ばれたり、骨髄バンクのドナー登録が増えたりと社会現象にもなったほどのメジャー作品。この情報は遠くアルゼンチンの日系社会でもNHKのニュースや新聞や、インターネットなどを通して周知のことだそうで、私は映画を見てとても感動したこの『セカチュー』を、テレビドラマとしても放映されること知り、録画して送ってあげることにした。毎週毎週忘れずに、コマーシャルを抜き抜き、せっせせっせと頑張って録画し、そして番組最終回終了後すぐ航空便で送った。そんなわけでドラマ“世界の中心で愛をさけぶ”は太平洋大海原を越え南米大陸に上陸(ひょっとしたら初上陸)した。友人からは面白い!感動した!涙が止まらないよと絶賛!一人ではもったいないからといろんな人にも見てもらっているようで、ある人は「最初からタオルが離せないよ」と言い次の日には目を赤くしていた人、またある人は「切なくて切なくて夜、眠れなかったよ」といった人などなど・・・。もう十人くらいには貸してあげたそうだ。また他の友人からは、宮崎駿のアニメを送って欲しいと頼まれたこともあって、その家には2歳のアルゼンチン人の男の子が居るのだが、当然日本語はわからないものの、アニメは世界共通なのか『となりのトトロ』などはすでに150回は見たよ!との言葉。それらの言葉に「苦労して録画したかいがあったぁ~!」と送った私もうれしくなる。さてさて今度はなにを撮って送ってあげようかなぁ~と密かに考えている・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

February 11, 2005

不思議な音!?

alemania
アルゼンチン北西部への旅行記も終盤に入ってきた。五日目はサルタ州にあるカブラ・コラル・ダムからカファジャテという街へ。途中のコンチャス渓谷では、かの世界遺産イグアスの滝にもある『悪魔の喉笛』と同じ名前がついた巨大な侵食された大岩など、およそ200万年費やして出来上がった自然の芸術がたくさんある。写真はその手前のアレマニア(Alemania)という集落から、その渓谷に入る前までの風景。カブラ・コラル・ダムを出発して今まで車で移動してきた我々はここで、ガイドのファン・カルロスに「車を降りてここからは歩きなさい。自分は500mほど先で待っているから・・・。」と言われた。彼の言うには、ここではなにやら不思議な音(!?)が聞こえる場所なのだというのだ。あたりには人っ子一人いるわけもなく、視界が開けた景色であるものの特別何があるというわけでもなく、言われるがままに耳を澄ましつつ好天気の中の散歩となった。「何か聞こえるぅ~?」「いや・・・」「どうぅ~?」「うぅぅぅぅ・・」ってな感じで目的地に着いてしまった。それでも、普段は気にも留めない風や空気の音に耳をかして何か聞こえるかもしれないと心を集中して歩いたこのひと時、自分が自然に同化したような錯覚を覚え、ひょっとしたら心の耳で“不思議な何かの音”は聞こえていたのかもしれないと感じる。たぶん、その音はいつもいつも聞こえるのではなく、論理的に言っちゃえば、そう深くないこの渓谷に風の通り道があって、そのときのうなり声のようなものが聞こえるのではないだろうかと思うのだが、『何か不思議な音』と称したファン・カルロスの言葉を借りるとするならば、私はその“神秘的で得体の知れない何か!?”の方がこの地には合っているような気がする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

February 10, 2005

良いもの見つけた!

IMG1
ウィンドウショッピングをしていて良いものを見つけた。私にはもってこいのアルゼンチンの国旗のマグカップ!重くて大きくて私のアルゼンチンへの想いがそのまま形になったようなカップだ。内側にも国旗が描かれていて、主人にも「どこでそんなもの見つけてきたの?」とあきれられる始末(笑)。他の国の(もちろん日本のも)国旗のマグカップもあったが、買うならやはりこれでしょう~。値段はなかなかで1050円。私の最近のお気に入りグッズ!アメリカや、ヨーロッパ諸国のように観光ガイドでも数多ある国と違って、アルゼンチンがらみのグッズはなかなかない。以前、知り合いからアルゼンチン国旗のシールや、使用済み切手、記念切手などいただいた事があるが、ある意味マニアックだと思われる物ならなおの事、超うれしい。大好きな国のものなら何でも欲しくなるもの・・・。
ところで旅行記の方もまた少しUPした。今回はアルゼンチン北部サルタ地方にあるそれこそマニアックな観光名所で、ダムで作られた湖『カブラ・コラル・ダム』。そのホトリに建てられたホテルに泊まってきた。この『Hotel del Dique』は近年出来たばかりのホテルで、内外装共に新しくきれいなところ。食事も美味しい・・・そういえば夕食時に出たステーキ(Bife)がナイフが悪いのか肉が硬いのか、なかなか切れなかったので、ボーイにその旨を伝えたところ、なんとナイフではなくステーキの方を取替えてくれた(硬い肉は肉じゃないのか!?)。その日もまた最高のアルゼンチンのお肉にありついたというわけである。真夏の夜、湖畔での夕涼みもまたナイス!一度機会があったらいかが?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

February 07, 2005

Festival !!!

carnaval.1
アルゼンチンから早速カーニバルの様子が送られてきた。エントレ・リオス州、グアレグアイチュウ(Gualeguaychu)市のカルナバルで、コリエンテス州と並んで最近注目のフェスティバルだそうだ。夜9時くらいから始まり翌3時から4時くらいまで続くそうで、近隣からバスでおよそ20台分の人と地方から自家用車で集まってくるので、かなり多くの人が集まったみたい。友人は一階(プランタ・バッハ)のVIP席にすわって見てたらしく、迫力も満点!「感想は?どうだった?」と聞くと「疲れた・・・」の一言(笑)。それでもボーイがいろいろ飲み物などを運んできてくれたり、目の保養(?)にもなったようで、写真を見る限りではラテンの熱気が伝わってきそうである。(また一つ行ってみたいところが増えてしまった。)かたや、今朝テレビを見ていると第56回さっぽろ雪まつりが今日から開催されるそうだ。大通り公園だけで199の大小の雪像がありこの1週間で200万人が集まる世界最大の雪のフェスティバルだとのこと。真駒内会場はわたしが子どもの時には雪で作った巨大迷路や長~~~~~い氷の滑り台など遊び場がたくさんあって時間も忘れるほどだったが、最近ではそれもまばらになり、来年からはとうとう真駒内会場はなくなるという情報があり少し残念。弘前でも規模こそ比較にならないが雪まつりがある。今週末までなので行ってみようかなぁ~などと、少しでもまつり気分を味わいたい私である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

January 28, 2005

寒い!!!

23日から法事のため札幌の実家へ帰省(?)里帰り(?)している。着いた日から急に寒くなった札幌!この冬一番の寒さだということで-12℃の世界。先日も同じような気温になった事があるがその時は隣町の江別市というところでは-24℃だったそうだ。元来雪国育ちとタカをくくっていた私は、寒さは嫌いだが“強い”と思っていたのだが、そういうわけでエライ目にあっちゃったわけでとうとう今年初めての"風邪”をひいてしまった。友達に「本州の人みたいジャン!」と言われ、弘前も寒い!寒い!と思っていたが、長く住んでいるうちに海を渡るかどうかでこんなにも寒さが違うのかと、どうやら気づかずにはおれないようだ。・・・なんて書いたら北海道ってそんなに寒いのかと思われそうだが、マジ寒い!まぁ、たまにしか帰ってこない私が北海道の一番寒い時期にひょっこり来てその寒さを過信し油断しただけのことなのだろう~(苦笑)。
子供時代を札幌で過ごした私にはここに会いたい友人がたくさん暮らしている。その中でもなんと昨日会った友人は30年ぶり。昔の仲間というのはいいもので超久しぶりに会ったにもかかわらず、顔を見た瞬間すぐわかり、不思議なことに年月など微塵も感じることなく時間も忘れて話しに花が咲いていた。たった一週間の里帰りだが有難いことに多くの友人が貴重な時間を割いてくれたので、私はというとできるだけ懐かしい思いをたくさん感じたいと、芸能人よろしくビッチリスケジュールを組んだ。残りの日々を楽しく遊ぶために、早く風邪をなおさなきゃ~!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

January 20, 2005

Cumpleanos(誕生日)。

昨日に引き続きお誕生日の話題。アルゼンチンでは女性が15歳になったら盛大に祝うという話をしたがその続きを少し。女の子が15歳、男の子は18歳になったら今までとはチョット違って大々的にお祝いをする風習がある。ただ男の子の場合ほとんどやらないそうだし、女の子の場合でも全部の人がするわけではない。日本では20歳が成人だがアルゼンチンでは21歳。少し早いこの時期まだまだ子どもだが“大人への仲間入り準備期間セレモニー”といったところだろうか。結婚式顔負けのフィエスタ(パーティー)で夜半から明け方まで続くそうで、歌あり、踊りありで、ケーキをつくり、記念品(さしずめ引き出物?)もありでまさに結婚式そのもの・・・しかも結婚式以上にお金がかかるとか。招待する友人はクラス全員(年齢的にまだ学生!)、それぞれに恋人(年齢的にお年頃!)がついてくるので概算で倍!知人、親戚、その他諸々そう考えると規模の大きさも見当がつきそう。とてもお金がかかることなので近年ではそれをする家庭も特に少なくなってきているそうだが、それでも15歳は特別な節目、親の想いがいっぱいつまった『時』のようだ。
これだけの一大イベントがあるアルゼンチンだが、未成年の制限はなかなか厳しくなにをするにも許可がいるという。たとえば結婚するにも21歳までは親の許可がなくてはできない(これは日本の場合20歳だけど条件は同じ)。それと何より国外へ旅行へ行く時が大変みたい。未成年の子は両親が一緒でないとダメなそうで一人ででも、片方の親が一緒でも、許可証(autorizacion)が必要で、それがなければ国外へでることが出来ないとのこと。パスポートさえあれば良い日本とは全然違う。それにアルゼンチンでは諸々の手続きにもいい加減時間がかかるので、その許可証、用意するだけでも大変なのではないだろうかと想像するに余りある・・・。
まぁ、何はともあれ文化や習慣が違っても、子どもに対する親の思いはどこの国でも同じ。誕生日は子どもの成長を喜び祝う日だけど、一説にはこの世に送り出してくれた母親への感謝の日とも言う。“親の心子知らず”で、わがまま反抗している娘達も、そのうち私に感謝してくれる日がくるのかな~?(期待はしてないけど(笑))。まぁ、“子を持って知る親の心”とも言うので、母親にならないと、わからないかもな~私みたいに(苦笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

January 19, 2005

お誕生日おめでとう!

birthday
今日1月19日は次女の12歳の誕生日。毎年この日には家族でレストランに行く。というのは近郊のあるレストランで粋なバースディープランがあり、それに乗っかってるワケだがそれも今年で終わり・・・。満12歳まで食後のデザートとプレゼントが用意されていて、しかも500円割引、加えて面白いイベントがある。それは店内中に「はっぴーばーすでぃーとぅーゆー~♪」という音楽が響き渡り流れて店に来ているお客さんも含めみんなで歌ってお祝いして拍手してくれるという代物。。実はこれプレゼント欲しさに来ている娘もさすがに恥かしくなっちゃってて12歳がもう限界で、どうやら潮時みたいだ。というわけで、恒例のレストランツアーも今年で名実共に終了。来年からはまた違ったお祝いを考えなくちゃ~。アルゼンチンでもお誕生日といえば家族やお友達を呼んでの大々的なお祝いをしているようだが女の子は15歳には特に盛大に行われるそうだ。アルゼンチン人の知り合いの家に行った時にそのときのアルバムを見せていただいたのだが、それはまるで広辞苑のような厚さのアルバムで、とても重厚で貴重なものだった。写真の中のお嬢さんはウエディングドレスのように着飾ってて、とても15歳には見えない!今流行りに言うとセレブ!(日本人だったらこんなに大人っぽくは見えないだろう)。お父さんにエスコートされダンスを踊りオールナイトのフィエスタ(パーティー)まさに今宵のプリンセスだ!La Candelariaというエスタンシア(牧場)に行った時にもこの15歳のお祝いがされている最中に行きあい、結婚式かと思うような衣装を身にまとった女性が幸せそうに歩いていた。本当に綺麗!うちの長女は今18歳、再来年には成人式、是非振り袖を着せて(親の夢)写真を撮っておこう・・・。広辞苑のようなアルバムにでもしようかな~?(笑)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

January 17, 2005

ラ・プラタ盆踊り。

laplata
毎年1月の第二土曜日に開催されているアルゼンチンのラ・プラタ盆踊り。今年は第三土曜日の15日、例年に負けず劣らず盛大に行われたそうだ。昨年の訪亜の際には帰国前だったので参加してみたかったのだが万障繰りあわすことができず断念した盆踊り、在亜の友人も“久しぶりに行ってくるよ”と繰り出した。だいたい夜の9時頃から始まり未明まで続くそうで一人5ペソ(およそ160円くらい)のエントラダ(入場料)を払い入場する。アルゼンチン国内からはもちろん、パラグアイなど近隣諸国からも参加され今年は約4500人分ものエントラダが売れたらしい。送られてきた写真を見ると日本の盆踊りのように中央に“やぐら”が組まれ、たくさんの提灯が灯され、周囲には出店が出ているとのこと。焼き鳥、カキ氷、お茶、おしるこ、お菓子、ビール・・・・。日本でも最近ではこのような盛大な盆踊りはとんと見られなくなってきたが、浴衣姿あり、花火あり、ハッピに豆絞り、和太鼓ありと写真を見ながら話を聞いているだけでもその場の賑わいが伝わってきて様子を想像するには難くない。聞くところによると今年は氷川きよしの「きよしのズンドコ節」が流れていたようでみんなで《ズンズンズン ズンドコ ズンズンズン ズンドコ・・・》と踊ったとか・・・。日本の真夏の風物詩がそこに(アルゼンチンに)あった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

January 16, 2005

MOVI TRACK。

movi.track
引き続き、アルゼンチン北部の様子をHPに掲載した。
今回は標高4170mまでトラックで登って行く、その名も『MOVI TRACK』。
ここには、4200mまでいく『雲の上の列車』が走っているが、この地方(サルタ州・フフイ州)1月は雨季のため運行されない。いつか一度この『雲の上の列車』にも乗ってみたいと思っているが、トラックの方もかなりエキサイティングする。せいぜい20人くらいしか乗車できないアットホームなツアーでおよそ16時間500kmの旅である。
屋根をオープンにして、イスに立ち上がり外の景色を見る。まさに360度の大パノラマ!素晴らしい大自然が見られる。屋根の上は風が冷たくダウンジャケットや毛布にくるまっての見学。その中ガイドのクラウディオだけは真っ黄色のTシャツ一枚で説明している。「寒くないの~?」と聞くと「ぜ~~んぜん!もう慣れてるよ!」。(えっ?寒さって慣れるもの?)なんて思っちゃったりしたけど、マジ!タフマン!絶景はまだまだ続き、[SALINAS GRANDES](塩原)は文字通り見渡す限りの塩の野原!本来の真夏の日差し、あたりには遮るものなど何もなく、足元からの照り返しのため一瞬にして真っ黒に日焼けしてしまう。ここでもかなりの標高はあるのだが、タンクトップ一枚でも暑いくらい。トラックの上に身を乗り出し風を感じつつダウンジャケットを着なければ寒くていられないその時と、ここサリーナ(塩原)ではいったいどれほどの気温差があるのだろうか・・・。
道中の楽しみは外の景色ばかりではない。途中何回か訪れるティータイム!小さなテーブルをセットしてパンや飲み物をいただく。この頃になるともうみんなの名前も覚えてファーストネームで話しかけてくれる。「KE-KO!cafe?tea?」。ドイツからやイタリアからなど同乗者のお国も様々だがお互いナンチャッテ英語で楽しく会話もできる。
最後のお別れにはシャンパンで「またいつかどこかで会いましょう~!」とみんなで乾杯した。
アルゼンチンにはたくさんの大自然に出会うことができる。行きたいところはいっぱいあるが、このトラック、チャンスがあればもう一度乗ってみたい!と思うほど素晴らしい一日であった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

January 14, 2005

アルゼンチン北部地方。

catu
昨年1月1日~8日にかけてアルゼンチンの北部地方へ旅行に出かけたときの様子をHPに一部更新した。
あれからもう一年がたったのかと思うと時の流れの早さをつくづく感じてしまう。私としてはまるで昨日、旅から帰ってきたような気分なのだが、それでも編集をしていてところどころ忘れていることなどもあり、やはり月日がたってしまっていることは否めない。曖昧な部分やスペイン語の説明文などは聞きながら記憶を手繰らせて書いている。書いている先から一年前の情景が目をつぶれば映しだされ、また思い出す。ブエノスアイレスのような大都会も良いがノルテ(北)のように自然の営みを実感できる地方もまたアルゼンチンの顔。気の遠くなるような年月の果て形成された産物は人が抱えているような悩みなど“ちっぽけなものだ”と背中をおしてくれているようだった。この地方の景観は空間がどんどん広がっていくような世界で、人や風景、自然が心を癒してくれる。アルゼンチン北部での一週間を忘れないうちに少しずつUPしていこう!イグアスや氷河も良いが行けるものならまた行きたい!次回は“カチ”や“イリュージャ”もリストにいれて。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

January 12, 2005

天災。

アルゼンチンのトゥクマン州で台風による被害があったそうだ。家は飛ばされ、洪水のところも出ているとか・・・。昨年の日本も台風の当たり年だったがまったく天災にはかなわない。ここ弘前も近年まれに見るほどの大雪で、さまざまな機能がマヒしている。いつもなら10分で行ける距離も30分以上もかかり、除排雪も遅々として進まない。これも異常気象のせいなのだろうか。先日アルゼンチンで各国から集まっての京都議定書をはじめとした地球温暖化の会議があり、NHKでもLIVEでパタゴニアの氷河の後退が映しだされていた。それが原因かどうかは別として、最近多発している地震さえも、一つのズレが次のズレへと次から次へつながっているように思える。今朝のニュースで地球にゆがみ(?)ができ僅かにスリムになったとか言っていた。ゆえに一日が微妙に短くなったとも。
天災は忘れた頃にやってくるというが、忘れる前にやってきているようだ。いつ自分の足元に訪れてもおかしくないほどに。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

January 08, 2005

運転免許。

長女が高校卒業後の進路も決まりこの時期、運転免許を取りに行く事になった。いずれは必要な運転免許、時間にも余裕がある今が一番取り易い。しかし免許取得にかかるお金は現在30万円、親の懐が痛い!
日本の車の免許証をもっていればちょっとした手続きで国際免許を取得できる。以前にも書いたことがあるがアルゼンチンで友人に車を借りて運転してきた。左ハンドルなので普段乗っている車とは何もかにも逆だからけっこう大変だった。ウィンカーを出そうと思いワイパーが動く。ギアチェンジしようと左手が動いてしまう。さすがに足元は逆じゃないからよかった。左足でブレーキなんか絶対に踏めないから!市内も走ってみた。エスタドスウニドス通りをセントロに向ってとろとろと。ブエノス市内の道路は一方通行になっているので日本のクセで左側によってもなんら問題ないのだが一応日本風に言うと一番左側は追い越し車線。運良く交通量は少ない通り(時間?)なのでマイペースで走れたものの、道の右を走ろうと思ってもなかなかそっちへ行けそうもない。おまけに左ハンドルなので車の左側の“枠”が視界に入って気になって仕方がない。わたしが恐る恐る運転しているのに助手席の友人は平然としている。逆の立場だったら怖くてのっていられないだろうに・・・。が、元来好奇心旺盛な私のこと運転してる方はメッチャ楽しかった!
ところでアルゼンチンの人の運転技術(スピードやら、ルールやら)もさることながら『駐車する技術』がまたすごい。道路の端にびっしりと路上駐車されている光景は良く見かけるが一台分がちょうど納まる程度のスペースに縦列駐車するのだ。ここであえて付け加えるけど、“納まるスペース”で“駐車できるスペース”ではない。いったいどうやってとめるんだろう~?いったいどうやって出るんだろう~?というくらいの幅しかないのだ。私は友人のこの駐車技術にいつも拍手喝采を送っていた。いつもキッチリピッタリ一回で納めるのだから・・・。友人いわく「中途半端にスペースが空いてると感覚が違ってかえって止めにくいんだよ。ぎりぎりの方が良い」という。ギリギリにも限度があってあまりにも前後の車と接近して駐車している車はどうするんだ?」と聞いたら「前に後ろにぶつかってぶつかって空間を広げてから出るんだよ!ハハハ」だと。「・・・・・!」
日本では車検も通らないようなオンボロ車は廃車にしてしまうがアルゼンチンではトコトン乗る。わたしが以前乗っていた車を廃車にしようとしたときにこう言っていた。「そもそもアルゼンチンには日本並みの車検制度なんてないからね。その程度の車だったらまだまだ走れるよ。その辺に置いておきな!ここでは何日もしないうちに骸骨のような車になっちゃうよ。部品部品でバラバラにして売られる、どこのだれの車の部品なんかなんて全然わからないほどに・・・」と言う。確かに街行く車、こんなので走るの?と言うようなものもたくさんあった。ビックリするのはホコリ(?)で真っ白な車や、全身ドロだらけでいったいどこをどう走ったらこんなになるの?というような車、果ては派手~な物まで走ってる車の多種多様に驚く。アルゼンチンの車検制度は郊外にはあるが首都部(カピタル)ではまだないとのこと。普通だったら逆に考えるけど、郊外の方が古い車が走っていることが多く検査が必要みたいだ。またカピタルを走る車は車検こそないものの、あの巾の広~い大通りやたくさんの車が猛スピードで走っているのだから、ちゃんとした車じゃないと・・・。安全は自己責任でということなのだろう。
まぁ、うちの娘外国で運転することはないだろうが教習所での車庫入れや縦列で“ぶつかってぶつかって”はどうかやめてね。キッチリミッチリ安全運転を身につけて欲しい。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

January 05, 2005

寒の入り。

今日5日は『小寒』で“寒の入り”。日本列島寒~~~い冬の真っ只中、20日の『大寒』をピークに2月4日の『立春』まで“寒”から脱出できない(笑)。暦とはたいしたもので昔の人の知恵なのだろうかこの寒の入りを境に実際にもどんどん気温は下がり、まさに一年中で一番寒くなるのだと今朝のTVで天気予報士が話していた。弘前の冬は大変である。可能なのであれば外に出たくない。どうしても用事で出なければならない時などは家の前に山積みなった雪を片付け、車のエンジンをかけしばらく暖機して、吹雪のときなどは視界の利かない中を運転しなければならない。好天気であればまだしも、最近は寝ても覚めても雪ばかり、子ども達や犬は喜んでころげまわっているがオバサンにはいらない雪だ。でもまぁこれも自然のなせるワザでこの寒さがあるから夏の暑さがうれしいのかも・・・。自然といえばアルゼンチンのイグアスの滝、氷河国立公園、ウマワカ渓谷などは素晴らしい大自然の驚異。が、昨年から世界中で相次ぐ災害・地震の被害は近年に類を見ない程の大惨事でこちらは脅威である。自然は私たちに感動を与えてくれ、時には恐怖を植えつける。こちらも生きていく上で逆らえない“業”なのだとすると自然もまた生き物なのだろう・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

January 01, 2005

謹賀新年。

new.year
新年、あけましておめでとうございます!
夜中の0時を過ぎ予定通り初詣に行った。外は雪がシンシンと降っているし寒いしどうしようかと悩んだものの昨年も行かなかったので重い腰をあげることにした。(新年そうそう大儀がってはいけない!)ちょうど歩いて20分ほどのところに行きつけの(?)神社がある。今年の景気が良いのか悪いのか参拝客はいつにも増して長蛇の列だったがそれでも意外にスムーズに前へ流れてくれたので飽きもせず(新年そうそう飽きていてはいけない!)無事参拝してきた。境内では“護摩”が焚かれていたので昨年のお札や破魔矢、お守りなどを焼いてもらった。こんな寒い夜にはありがたい“炎”で、周りにはたくさんの人があたっていた。帰りには今年の破魔矢を買い、おみくじを引いて、甘酒を飲みいつものコースを終えて帰宅した。
丁度今日のお昼には12時間おくれでアルゼンチンも新年を迎えた。フィエスタには街中で花火が打ち上げられる。今回はその数日前にカピタルにあるディスコで花火が原因と思われる悲惨な大火災があり多くの方が亡くなったため新年の花火も自粛の通達があったらしいが、やはり年が明けるとお祝いの花火の嵐。クリスマスの時のように友人にチャットでつないでもらって今度はその様子を見ることが出来た。カメラの中に映し出されるはブエノスアイレスの新年の夜、空に無数に上がる火花の光景。マイクから聞こえてくる大きな破裂音の連続。。一年前を思い出し、かなり懐かしい想いに浸った。また、Bs.As.にいるほかの友人は「夜だというのに28℃もあり暑い!暑い!」と言っていた。日本とアルゼンチンの迎春はそれぞれだけど、今も昔も変わらない慣習がうれしい。
さて私の今年の抱負・・・いつにも増して「ポジティブに!アクティブに!」で行こう~!

| | コメント (0) | トラックバック (1)

December 31, 2004

大晦日。

今年もあと半日。どうにか大掃除もおわり、落ち着いて31日を迎えている。
昨年の大晦日はラバージェ通りにあるテネドール・リブレ(食べ放題)でお昼をいただき、カフェ・トルトーニでお茶をしていた。大晦日だというのに店の中の混み様はすごいものがあったのを覚えている。年の暮れとはいえ年末だ!お正月だ!大掃除をしなきゃ~とか、料理を用意しなきゃ~なんてことはなく、いつもどおりの今日が明日になるような感じみたい。そういえば、大晦日といえばもう一つ、オフィス街ではビルの窓からいらなくなった書類が捨てられてまるで紙ふぶきのように舞う様子が見られる。これもアルゼンチンの年の暮れの風物詩だ。一昨年は雨が降りこの撒かれた紙がはけ口をふさぎ、センターは洪水状態になったという話を聞いた。昨年はフロリダ通りを歩いていてその光景を目の当たりにした。今年は景気のせいか、撒かれる紙が少ないよ・・・と友人が言っていた。
アルゼンチンのお正月は年越しの花火が盛大で(クリスマスのそれよりスゴイ!)またまた眠らない街と化し、一日は街が静まり返っている。日本のように三が日がお正月休みなのとは違って、一日だけだけど夜中の盛り上がりやフィエスタ(パーティー)はかなり盛大だ!なつかしいぃぃぃ。
天気予報によるとどうやら今年は真冬日のお正月。夜中の0時、年明けをしたらどこからか遠く聞こえてくる除夜の鐘の音を聞きながら、寒いけど近くの神社へ初詣にいくつもり。アルゼンチンの皆さん12時間お先に年越しします!
今年一年いろんなことがあったけど、良い年でした。お世話になった皆さん有難うございました。来年もよろしくお願いします!そしてさらに良い年でありますように!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 26, 2004

信用と警戒。

先日あるテレビ局の放送で昨今、世の中に多く被害を及ぼしているいわゆる「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」(そのほかにもいろいろな言い方があると思うけど・・・)に徹底的に立ち向かっていって終息させた人の番組があった。人の弱みに付け込んだ巧妙な手口なうえ、電話で相手にすごまれるとひるんでしまいがちなのに、この人は理路整然とかつ淡々としていて良くこんな風に言えるものだと感心しながら見入ってしまっていた。最近、小学校からも「要注意!」と手紙が来る。子どもが学校帰りに「お母さんが事故にあったので早くこの車に乗って!」といって連れて行かれないようにとか、家に「お子さんを誘拐した。00万円用意しろ」と電話が来てお金を払ったものの、子どもは学校で何事もなく勉強してたとか・・・。手紙やニュースを見るたびに「いったい世の中どうなっちゃったの~?」と叫びたくなってくる。くだんのテレビの中で騙した相手がこう言っていた「騙されるほうが悪い。騙されそうだと怪しんだのなら、その話にのらなきゃいい。」要は警戒心が足りないというのだろうか・・・。いやいや、頭がテンパったらなかなか理性的に動けるもんじゃない。
アルゼンチンへ行ったとき「自分の身は自分で守る」に連動した考え方として「騙されたら騙されるほうが悪い。いつも警戒していたほうがいい。」と、心に刻んでいた。アルゼンチン人は良い意味でも悪い意味でもとても個性的で、文化や人種の違いを大きく感じた。自分の物事に対する価値観や固定観念があてにならず嫌な思いも少なからずした。だからこそその教訓として「もし騙されたら騙される自分が悪い。あきらめよう」と思うようになる。だけど本来はそうじゃない、騙すほうが悪い。某掲示板で異国においてその犯罪スレスレ行為に物申す!という書き込みがあったのを見た。本来自分の身に降りかかったこと以外には口出ししないほうが良いのだが、《日本人だから大丈夫》という先入観は持たないほうがいいという情報提示だ。私の場合この情報で「君子危うきに近寄らず」ある意味自分の身は自分で守ったわけだが、同じ日本人を信用できないなんて悲しい。ただ日本国内においても日本人すべてに諸手を揚げて信用してるわけじゃない。だけど最低限の常識というものがある。それは日本人としてのモラルであり、相手に対する好意であり、相手に対しての信用なのだ。(ただここで誤解のないように付け加えると亜国に住む他の多くの日本人の方々はとても良い方ばかりで“またここに来たい、行きたい”と思わせてくださった。)最初に書いた「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」は、日本人だからこそ特に引っかかるんじゃないかと思う。外国の人はたとえ騙されるにしても警戒心は日本人のそれより強いだろう。これからの時代、日本でもそういう意味での警戒心は一層必要になってきたのかもしれない。とは言っても切羽詰った状況が自分の身に降りかかった瞬間、果たして冷静に対処できるものだろうか。巧妙な話術に対抗できる強い意志も必要だな。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 25, 2004

Feliz Navidad !

feliz.navidad
アルゼンチンから、日本から、12時間の時差をものともせず、 「クリスマスおめでとう!」「Feliz Navidad !」と、電話やメールやチョットで挨拶が飛び交った。特に感動したのはチャットで、ちょうど25日のお昼過ぎブエノスでは24日の夜中の1時を過ぎた頃、カメラとマイクをつなぐことが出来た。昨日も書いたが昨年のクリスマスは一面の花火、真夏のクリスマスだった。その様子をまた見たいとの私のお願いに答えて友人がつないでくれたのだ。昼間にトルメンタが来たそうで夜にはおさまったものの、やや風が強いらしくカメラの中の風景が揺れている。あいにく夜のためか暗くて花火の様子まではカメラでは見れなかったけど(今年は昨年より少ないとか・・・)、“バン!バン!バン!”という大きな音はしっかりと私の耳に届いた。チョー感激である。昨年の思い出が蘇る。今日でクリスマスも終わり、デパートに行くといつのまにか「迎春」の飾り付け。まったく気が早い!夜にはアルゼンチン・ワインを飲んだ。友達がこの一品は美味しいよと教えてくれたものでもったいなくて手をつけていなかったもの(とうとうあけちゃった~!)それは、トラピチェ社の『ISCAY;イスカイ』。イスカイとはインカの言葉で「2人」あるいは「2つ」を意味するそうで、このワインは2品種(メルロ種とマルベック種)の葡萄から造られた最高傑作だそうだ。栓を抜いて1時間程寝かせてから(空気にふれさせる、カスを下に沈めるため)飲んでねと言われてたので、デキャンタに移していただいた。確かに抜いてすぐは少々酸味があり濃厚な感じだったがしばらく置いたものはコクは残るものの軽くなって飲みやすい。ポインセチアの花と『イスカイ』で優雅な気分に浸り、今年のクリスマスの夜は終わった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 24, 2004

White X'mas !

mochituki
わたしが住んでいるところはいわゆる新興住宅街で10年も前にはこの辺一帯は畑と田んぼだらけの何もないところだった。その後あっという間に家々が立ち並び閑静な住宅街となった。新しく出来た町なので住民も年配の方はもちろん若い人が多く町内の活動も活発だ。そんな中、23日の祝日は町内会あげてのイベント『クリスマス会&モチツキ』が行われ終日多くの人たちでにぎわった。子供会主催のクリスマス会は大人たちのサポートのもと、高学年の子ども達が中心となって事前にいろいろと準備を進めてきた。モチツキは杵と臼で搗く。搗いたことがない子もある子もめったに出来ない体験にワクワクである。それは私も同じ事で久しぶりに杵を振り上げてみた(写真)。大きく振り上げたものの臼の中のオモチという小さな的(?)に上手くあてるのも結構難しい(笑)。その搗きたてのモチを敬老会の人たちがお雑煮やアベカワなどにしてくれている。クリスマスツリー、サンタさん、クリスマスプレゼント、ゲーム集会、餅つき大会、お持ち食べ放題、100人を超える人が楽しんだ一日となった。去年は真夏のクリスマスだった私、今年は連日の雪でホワイトクリスマス。ソリに乗ったサンタさんを思うとやはりクリスマスは冬が似合うのかもしれないが、寒いのが苦手な私、去年の真夏のクリスマスがとても恋しい~。アルゼンチンのクリスマスは24日の夜から家族やお友達と何時間もフィエスタ(パーティー)する。真夏なのでタンクトップなど肌を多く出してファッショナブルにドレスアップして・・・。夜中の12時を過ぎる頃から街中のありとあらゆるところから花火が上がり、眠らない街と化す。昨年わたしが過ごしたクリスマスのフィエスタはマンションの上階だったので街中が見下ろせた。その眼下に映った一面花火の光景は一生忘れられない。今年は一転、一面雪景色のクリスマスである。メリークリスマス!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 22, 2004

珍事件!?。

アルゼンチン・ブエノスアイレスに長く移り住んでいる日系の友人が「ねぇ、ねぇ、聞いて!聞いて!」と言うので何かと思っていると、昨日の朝7時30分頃、場所はオフィスやホテルが多く立ち並ぶブエノスのセントロから少し外れたところでのこと。
『Av.コリエンテスとカジャオ(コングレッソから5ブロックほどパレルモより)で珍人物発見!!!』
「何?何?何?」という私を余所に友人は話す前から一人で笑いころげている。
実はこういうことらしい・・。年のころは60~65歳の男性(東洋人;どうやら日本人っぽい)が、上はTシャツを着て、首からは鍵らしきものをぶら下げ、足にはアッパラガッタ(ミシオネス地方でよくはかれている夏に涼しい布製のクツ)をはき、そしてなんと下には“ステテコ”をはいて、かのコリエンテス大通りを横断している人がいたと言うのだ。それを目撃した友人は瞬間“目が点”。すごい!南米のパリと呼ばれるブエノスアイレスの街並みの中“ステテコ姿”で闊歩している人がいたとは。。。とうとう日本の“ステテコ”は大海原を超え南米に上陸したのかとトピックスを流したい気分。
いやぁ~日本の中でもそんな格好をして歩くオヤジは今やいないだろう~。今、ブエノスでは和風が流行ってると聞くが、普段下着すら着る習慣のないアルゼンチン。この“ステテコ姿”よもやMODA(ファッション・流行)でもないだろうに。。。。いつまでも笑いころげている友人に日本からステテコを送ってあげようかなぁ~などと密かに考えたりしている。ブエノスの朝早くにコリエンテスに行って見たら会えるかもしれない!そのカッコイイ(!?)おじさんに!あぁ~そうそうそれを見た友人、朝早いこともあって周りには誰もいないので「オッサン!カッコイィーヨー↑!」って車の窓を開け声をかけたらしい。するとそのオジサン、チラッとこちらを振り向いたとか・・・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 21, 2004

冬至。

snow
今日は一年のうちで一番昼間が短く夜が長い冬至。この日を境に夏へ向っていく(!?)は言いすぎだが、折り返し地点に来た。冬至にはカボチャ(その他にこんにゃくを食べて冬至風呂(柚子湯)に入る習慣もあるそうだ)を食べる。そこでなぜカボチャ?とおもって調べてみた。すると『カボチャは中風(脳卒中)や風邪にかからないとか金運を祈願する意味がある』とのこと。私も小さい時から親に「冬至にカボチャを食べたら病気になりにくいんだよ。」と言われ必ずこの日には食卓にあがってた。たいていはカボチャとアズキを一緒に炊いた従兄弟煮、お菓子感覚で食べてた。そのほかにも「厄よけ」「一年中お小遣いに困らない」「長生きする」などの言い伝えがあるみたい。まぁ、“小遣い”“厄除け”云々は別として、実際にカボチャは栄養豊富で、体内でビタミンに変化するカロチンがたっぷり含まれている。ただ本音のところでは、昔の日本では冬至のころにもなると今まで収穫してきたほとんどの野菜がなくなり栄養もあって保存もきくカボチャの出番というわけで元気に冬を越せるようにと願いを込めて食べたようだ。今のようにどんな野菜でもいつでも手に入る時代と違って(旬がいつかわからないほどに!?)冬にビタミンなどの供給源が不足した昔はカボチャは貴重なものだったのだろう。この『冬至』インターネットで調べていて面白い文章があった。《冬至に「ん」のつく食品を食べると幸運が得られるという言い伝えがあります。冬至の七種は「ん」が2つつくもので「なんきん(かぼちゃ)」「にんじん」「れんこん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」で、これらを食べると病気にかからず、うどんは運(うん)・鈍(どん)・根(こん)に通じるので出世するといわれています。実際には「冬至冬なか冬はじめ」といって、寒さがいっそう厳しくなるころです。いずれも栄養があり、体の温まる食べ物ですから、寒い冬を無事に過ごすために考えられた昔の人の知恵といえるでしょう。(ネット抜粋)》おおお~これぞ日本語のなせる業!『ん』とはこれ以上はない!という意味かぁ~!!!!!
今日の弘前は朝から雪がチラチラと降り続いている。たしか「冬至に雪が降ると豊作」という言い伝えもあると書いてあったなぁ~。災害の多かった今年の日本、来年はいろんな作物が豊作になるといいな・・・と、寒々とした窓の外に目をやりながら願った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 19, 2004

アルゼンチン・タンゴ

tango
アルゼンチンへ行くまではアルゼンチン・タンゴの“ア”の字も知らなかった私なのに、この情熱的な踊りはまったく一度見たらなかなか忘れられない代物だ。来年の話になるがここ弘前にも3月に『アルゼンチンタンゴ』がやってくる。毎年その頃になると(MIN-ON主催)全国各地で開催されるのだが今年はチケットの販売も早く私も早々に手に入れてきた。おかげで前から3列目、日本に居ながらにしてみられる本場のアルゼンチンタンゴを今から楽しみにしている。前回は「アルマ・デ・タンゴ」、今回は「Estrella de Tango(タンゴの新星)」と称しての公演。この公演には昨年2003年から開催されているブエノスアイレス市主催の「タンゴ・ダンス世界選手権」での03年、04年のチャンピョンたちが来日する。パンフレットにはそのほかにもアンヘルス&カルロスというカップルも書かれており、どこかで聞いたことがある名前だと思ってたら、少し前にBS2で放送された「遥かなるアルゼンチン・タンゴ~魅惑の世界~」という番組に出ていた。録画したそれに映っているアンヘルス&カルロスの踊りはやはり素晴らしい。またそれだけでなく、オルケスタとしてくるエル・アランケの面々や、03年の優勝ペアのジセラ&ガスパルの踊りもあった。こ~んなすごい人たちが来るなんて、今から待ち遠しくて仕方がない。録画した時はさして気にも留めなかったが改めてみると懐かしのタンゴショー『ビエホ・アルマセン』や『カルロス・ガルデル』やこれから行ってみたいと思っている『タコネアンド』も登場している。あぁ~あとでもう一度ゆっくりと見直してみましょう~。
ところでこのアンヘルス&カルロスというペア、『ビエホ・アルマセン』ではじめてみたタンゴショーにでていた二人ではなかろうか(手持ちの写真と見比べて)。。。う~ん気になるぅぅぅ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 18, 2004

Palo Borracho

307
Bs.As.在住のCarolinaさんからまたまたお花の写真をいただいた。(HP参照)
『Palo Borracho』の綿の花を見てみたい!と言った私の言葉をうけて撮って送ってくださった。
ボラーチョの花が咲くのは春(10月~11月)なのでもうとっくに終わってしまってはいるが、花や実が終わったあとにナントはこんなモノが咲いていたとはビックリである。季節になると「ボラーチョの綿が飛んでる、飛んでる!」とみんなが言っているのを聞いて、「いったいどんなものなんだろう」といろいろ想像していた。正直いうと、イメージとしてはタンポポの綿毛のようなものだと思っていたのだが、接写で写したこの綿を見ると、オドロキ!モモノキ!サンショウノキ!こ~んなものが木のあちらこちらにたくさん咲いているのだからおもしろい。これを利用して手芸やクラフトや何かに使えないかなぁ~とついつい考えてしまう。そういえば何年か前、お友達に教えてもらってやった生け花で『綿花(めんか)』を使ったことがあったけど、実がパカッと割れた中からのぞかせた“綿”がこんなだったかも・・・(もちろん大きさは全然違うけど)。ボトル・ブラッシュの木を見たときもその形の面白さに大ハシャギしたが、こ~~んな面白い花、近くでナマで是非見てみたい。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

December 06, 2004

ピアノ発表会。

昨日やっとピアノの発表会が終わった。
もう何ヶ月も前から頭の片隅にあって気がかりだったイベント。
娘達が12年間もお世話になったピアノ教室の発表会で、もうそろそろ卒業するからと、最後に私もいっしょに弾く事になった。超簡単な曲なのだが私にしてみれば30年も昔に習ったピアノ。たくさんの人が見ている中、照明を浴びて舞台に立つのは緊張する。終わるまで気になって他の事をしていてもうわの空だった。今回の発表会は次女のイベント。だけど長女も最初から最後までナレーションで参加、私も連弾で参加と家族総出となった。主人はわが家のカメラマン。どうにか失敗することなく記録を残すことが出来たようだ。長い間お世話になったわが家にあるアップライトピアノはこれからも皆の趣味の一品となるであろう。偶然にも私と次女が弾いた連弾曲は『いつも何度でも』(千と千尋の神隠しから)。この先なにかに行き詰った時、気晴らししたいとき、急に弾きたくなった時、いつも何度でもこのピアノを弾いて欲しいなと思う。とにかく終わってホッと!!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)